姥捨て山

ふきだまりのまち

ブクログをつける

多分読書感想文とかも気まぐれできっと続かないだろうから、とりあえず読んだ本だけでもチェック入れていこうと思う。あと感想らしい感想ではないけど、中身を忘れる前に何を考えながら読んだとか、そう言うのだけでも書くようにしよう。

混雑した電車に乗るのにも慣れてきて、ようやく電車の中でちょっとずつ読書ができるようになってきた。中学生の時まではもう本以外友達いませんという感じのすごくかわいそうな奴だったので、読書自体は嫌いではなかったのだけど、高校に入ってから読書する習慣がなくなり、そのまま今に至るという道を経てしまったので、とにかく読む速度が落ちていると思う。本読むときってこんなに遅かったっけって。

早く読めればいいというわけではないのだと思うけれども、文章読み込みの速度が落ちているのはドキュメント見る機会が多くあるので遅すぎるのも考えものかなと思う。とにかく読んで中身を見て外に出せる位あればきちんと読めていることになるんじゃないかなーと。

本当はハードカバーの本を読みたいのだけど、カバンの大きさ都合から文庫になった本しかかっていない。何か面白い本ないかな。最近そればかりかんがえている。

ツナグ

 

ツナグ (新潮文庫)

ツナグ (新潮文庫)

 

 死を描く作品はとても面白いと思う。死後の世界というものを見ている生き物はこの世の中に一匹たりとも存在しないはずだ。描かれる死後の姿、死後の世界というものは作者によって異なるものばかりであるからとても面白いと思う。前に見た想像ラジオも、死んだ男が強い後悔などの気持ちによって成仏できずに木の上にそのまま仰向けになったまま現世でラジオを送っていたし、この作品は死後の世界と生きている人の世界は全く別の世界であると描いている。

死者とまだ生きている人を一生に一度だけ繋ぐことができる使者(ツナグ)と、使者の能力を次の世代へと受け継ぐ意味でのツナグ。

親が死んだあとに親孝行したらよかったという話はよく聞くけれど、生前いくら親孝行しましたといってもいざいなくなってしまったときはきっと後悔するのだと思う。いなくなってしまえばもう、何をやりたい、あれをしたいと思ってもできないから。

死者に会うということは話したりなかったことを話すことができる、一度の後悔を挽回するチャンスになる可能性があるからすがるのかもしれない。しかし、それで満足して帰る人も居れば、余計に後悔するし下手な思いを上乗せしてしまう場合もある。何もかもがいいことばかりではないんだろうなあ。

想像ラジオ

 

想像ラジオ (河出文庫)

想像ラジオ (河出文庫)

 

テレビラジオ新聞インターネットが生きている人たちにあるなら、我々には悲しみがあるじゃないか、と。だからなくなったけれども悲しみを持つ余裕が今はないという人には僕の声は残念ながら届かないし、逆にひょっとしたら生きて悲しんでいる人にもこの番組は届く。

届く、と思いたい。

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Genymotionエラー:Failed to inmport OVA error

原因

VirtualBoxのVirtual device settingのパスの設定が正しくない。

 

解決方法

VirtualBoxのVirtual device settingのパスの設定を正しいものに変更する。

 手順

1.Genymotionのsettingをクリックして設定画面を表示

f:id:mellico:20150315141912p:plain

2.Settings⇒VirtualBoxを選択

f:id:mellico:20150315141548p:plain

ここのパスをAppData/Local内のGenymotionのdeployフォルダに書き換える。

C:\Users\ユーザ名\AppData\Local\Genymobile\Genymotion\deployed

OKボタンを押して設定。

ごめんなさい、誤字修正しました。ありがとうございます

matome.naver.jp

Bloggerからはてなブログへの引越し

UncodeProduction

Bloggerから移転しました。

移転するにおいて、過去記事をBloggerからエクスポートしてHatenaBlogにインポートする必要があり、移転が無事成功しましたので、やり方を書いておきます。

  • Bloggerで記事のエクスポートを行う
  • エクスポートファイルを.mt形式に変換する
  • はてなBlogにインポートを行う

の3ステップで行います。

f:id:mellico:20141225110311p:plain

まずはBloggerの設定画面内「その他」から記事のエクスポートを行う

DLしたファイルは、.xml形式のファイルです。

はてなブログは、.mt形式のファイルのみ対応しているので、.xml形式から、.mt形式に変換してあげる必要があります。

.xml形式ファイルを.mtファイルに直接変換することが面倒だったので、

1. .xmlファイルをwordpress形式に変換

2. wordpress形式のファイルを.mt形式に変換

する2手順を踏みます。ソフトダウンロードしないため多分一番手っ取り早い方法だと思います。

.xmlファイル形式をwordpress形式に変換する

下記サイトにファイルをアップロードするだけで簡単変換できます。

Blogger2Wordpress conversion utility

次に、wordpress形式のファイルを下記サイトで.mt形式に変換

小物置き場 - WxrToMt

最後に、ここでできた.mtファイルをはてなブログにインポート

f:id:mellico:20141225110917p:plain

文字コードutf-8に指定してインポートを待って終了。

Bloggerの記事に画像挿入している状態でBloggerを削除すると画像が表示されなくなるので、再アップロードするか、ブログ自体を消さずに残すかの対応を取る必要があります

Eclipse Git:eclipseを利用してBitbucket上にソースコードをプッシュする

記事順番前後しましたがこれで終了


Eclipse Git:ローカルリポジトリへの変更コミット - mellico’s diary


Git:リモートリポジトリを作成する - mellico’s diary

この記事の続きみたいなもの。
今回はウェブ上のリポジトリに保存する。

何が便利なの?

ウェブ上のリポジトリを利用することで場所・端末を選ばずにコードの編集ができるよ
何よりも手元のマシンがドリルで破壊されたとしてもウェブ上のリポジトリから別端末にソースをチェックアウトして編集ができるから、PCが壊れてもデータが飛んだことで泣かずに済むようになるよ

わたしは私生活では複数人で管理するコードを作っていないタイプの引きこもりなので、後者の理由が大きいです

(^o^)/<始まるよー
「Gitリポジトリパースペクティブ」⇒[master]になっているリポジトリを開き、リモートを右クリック

 

「リモートの作成」⇒リモート名を適当に書いて「次へ」

URI欄「変更」をクリック

URI欄はBitbucketのこの部分を記載する

実際に書いたらこんな感じ。
IDとパスワードも忘れずに。
完了を押して元の画面に戻り、「保管及びプッシュ」を押して完了してください。
試しにプッシュしてみる。
実際に、Bitbucketのページにプッシュされたかアクセスしてみる。
 
無事できていました、完了です。
 
 
 
 



雨心中 (唯川 恵)



芳子の記憶の中の八重山吹はいつも雨に打たれている、という回想から始まる恋愛小説。

この小説に描かれている芳子の心情はとうてい理解できるものではない。
仕事の続かない上に犯罪まで犯してしまう、血のつながりのない"もの"の周也など、さっさと捨ててしまえとさえ思った。芳子が言う「弟のような」家族愛だと言う周也に向ける異質な感情は、家族愛のような温かいものではない。依存と執着が混在してねっとりとまとわりついてくる異質な感覚はとても背中がゾクゾクするものであった。
「私が周也を甘やかしてダメにしてしまったんです」と言う芳子の言葉には後悔の欠片が微塵にも感じられなかった。ダメにして自分に依存させることで、自分を求められている感覚を喜んでいたのではないかとも。実際、デリヘル嬢として別の男に抱かれた時であっても、快楽を手放そうとせず、相手から奪い取ろうとするシーンは、愛を与えながらも、周也からまともな人間であるということを奪いとっていくシーンと重なるし、芳子がハオに対して感じていたことは全て周也とやりたかったことそのものだ、姉としてではなく、女として、一人の男として接したいと思っていたのかもしれない。
周也が結婚したいと連れてきた女性がこの世から去り、もう周也をとるものは何もいないのだと思っていたが、周也の心を占めていたのは、間接的に結婚したいと連れてきた女性を殺した男に対して、殺してしまいたいと言う復讐心でいっぱいであること。しんだ女が心を巣食い、また、芳子の心の中も、周也が巣食う。いくら芳子に、これから幸せになれる道があるのだと示したところで、芳子は何があっても周也のところへ走るだろう。この作品の登場人物は、みんながみんな不幸だ。幸せになる道があったとしても、全て不幸になる道をあえて選んでしまう。この小説を読んだ時に感じたことは、親戚に似たような女性がいたこと、馬鹿らしいと思いつつも、どこか笑うことのできないような心情になること、そしてそれが心をえぐってくること、えぐってくること。

この作品の冒頭は、八重山吹の回想シーンから始まる。
派手な花を咲かせず、果実をつけず、雨に濡れる八重山吹の花。