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姥捨て山

ふきだまりのまち

夜の国のクーパー

読んだ 日常

 

夜の国のクーパー (創元推理文庫)
 

 読了。

自分が見ているモノは実は全て違うものかも知れないし、そうかもしれない。自分が信じているものが本当は全くの別物である可能性もある。自分が真実だと思っているものを疑ってかかれという話。

猫の視点で書かれた自分の国と鉄の国との戦争、敗戦後の話を舞台にしたファンタジーだと思いきや、宮城県からなぜか流れ着いてしまった公務員のおっさんがその話を猫から聞くという、どこか現実と切って切り離せないような不思議な感触。

急加速して終了するような小説ではなくて手首でコロッと転がされるような、淡々とした進み方のお話。勢いで読み切りたいヒトには物足りないかも知れない。

わたしは好きだなあ。